診断のために必要な項目 その2
2) 総睡眠時間の測定です。
寝ている時間を計るのは難しいのです。本人が「眠れなかった」「一睡もできなかった」といっても、周りにいる人にはよく寝てた様に見えたけどなあ、というのは良くあることです。
ですから、何時に眠ったという入眠時間と何時に目覚めたという覚醒時間を患者の報告によっては正確な睡眠時間を計ることはできません。
寝ている時間はその人の時間ではダメなので、正確に眠っている時間をはからくてはいけません。
また、主治医が横についてみていたにしても、必ずしも外見から睡眠状態を計って、何時間と定量的に評価することは不可能なのです。
眠っているかどうかを正確に計るには、脳波を含む検査が必要です。
脳波を含むPSG検査(fullPSG)を行います。終夜記録を含む終夜睡眠ポリグラフ(PSG)検査を行います。
これには、脳波、眼球運動、おとがい筋筋電図、などで、呼吸のモニターである、鼻口の気流、いびき音、胸腹壁運動、動脈血酸素飽和度、心電図、体位、両側前脛骨筋筋電図などを測定することで、あわせて、眠っているかどうかを判断することになります。
これだけの検査をすることで、逆に、睡眠時におこるこの無呼吸低呼吸イベントが睡眠自体、そして体動に与える影響など個々の患者の病態を客観的かつ詳細に解析することができるようになるわけです。
これらの検査で他に大事なことは、これらの検査のグラフや波形を見て状況を判断しなくてはいけませから、検査する人の熟達度も大事です。
そして、なにより、一晩の長い間のイベントということで、患者さんも検査には一晩の入院が必要になりますから、患者さんが一晩ゆったりと普段通りに眠って検査ができる体制が大事になります。
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